妊活に参考になる本

夫の子を妊娠しないのは精子と卵子の相性の悪さ?精子戦争の感想

「精子戦争」という本が書店で気になって先日買ったものの、意外と分厚くてようやく読み切りました。

センセーショナルなタイトルの本ですが、多くの被験者の性行動を長期間に渡って追跡し、
様々なテーマで精子の謎に迫っている真面目な本。

内容をざっと挙げると

・不倫のほうが妊娠しやすい理由
・マスターベーションの役割
・ストレスと避妊
・コンドームの失敗
・セックスは練習でうまくなる

などなど……。

アメリカの男女が出てくるんですが、「こんなに性に奔放なのが普通なのか!?」と思うくらい
浮気、不倫のオンパレード(笑)。
夫ではなく浮気相手の子を産んでいる女性ってそんなに多いのか、アメリカ!??
とけっこう衝撃というか不倫天国すぎてビックリ。
日本も不倫は多いと思うけど、アメリカ人なんて人生で不倫しない人のほうが少ないので?という勢いでの描かれっぷりでした。

この本、不妊については出てこないんですけどけっこう参考になるなと思う内容もあって。

一番衝撃だったのは、、、

こんな説不妊治療界隈では聞いたことないぞ!っていう内容だったのが

人間は「精巣と卵巣に操られている」ということ。

卵子は自分の生存本能で受け入れる精子を選ぶ。

夫婦でも、夫の精子が適していなかったら受け入れないので妊娠しない=不妊に。

つまり、不妊は相手を変えればあっさり妊娠する可能性あり。

男性は、決まったパートナーとのお決まりのセックスで出す精子の量と、

浮気相手との新鮮なセックスでは出す精子の量や濃さが全然違う。

決まったパートナーでも浮気疑惑があるときなど「自分の精子の存在を強く誇示しなくてはいけない場合」は性欲も高まるし、精子の量も増えるのだとか。

逆に女性も、不倫相手とのセックスで高まって排卵日がズレ、妊娠してしまうことも多い。さらにセックスで感じると子宮頸部が像の鼻のように精子を吸い込みにいったりするそうです。

つまり、不倫セックスって妊娠しやすい条件が揃いまくってるんですね。

人間の種の保存本能に基づいたら何らおかしくない話ではあるんですが、エグい……。

つまり、妊活のための子作り排卵日セックスがいかに妊娠しづらいかって話ですよね。

妊活セックスレスの解消法は

本能に逆らうのが不妊治療。で、レスになりがち。

この本を参考にセックスレスの解消を考えるなら、やっぱ「嫉妬と危機感」なんでしょうね。

「この女に俺の子を孕ませて他の男に先に妊娠させられないように」って、男性がというより精巣が本能で感じることが大事、ってことなのかと。

いつも一緒にい過ぎて仲がいい夫婦ほど、子供がいなかったりしますよね。

「仲が良すぎて子供ができない」ってよくものの例えで言われますけど、

酷いたとえだなって自分が不妊で悩んでみて思ったけど、これって案外真実なのかもしれない。

ストレスと不妊、流産

ここの本では不妊に悩む人は出てこなくて、どちらかというと「どうやって夫にバレずに不倫相手の子を産むか」みたいなアバズレ系の悩みばっかりなんですけど、「ストレスが原因で避妊効果があった」というケースがありました。

・夫の失業夫婦の経済状況が悪くなり、生活環境も夫婦関係も悪くなった結果、

なかなか妊娠せず、したけれど流産してしまった。

・その後、別の男性と再婚し妊娠したが前の夫のストーカー行為によりストレスがひどく何度も流産しかけ、産後も深刻なうつ病になってしまった。

ストレスは不妊だけではなく妊娠中や産後も怖いってことですね。侮ってはいけないです。

「女性はストレスを受ければ受けるほど排卵しにくくなる。また、精子が卵子に到着するのを妨げ、受精卵が子宮に着床するのを妨げるようにもなる。そして、妊娠初期の三ヶ月のは流産しやすくなる」

過去、人間は避妊のために様々なものを使ってきたけど、葉っぱや果物を使用したり、なかにはワニの糞を使ったようなケースも!

普通は必死に避妊するのに、必死に妊娠したがってる私って何なんだと思っちゃいますわ。。。

タイミング法の最適のタイミングとは排卵日何日前?

タイミング法で考えたとき精子の観点から見た、「最適なタイミング」についても参考になる記載がありました。

「男性が女性を妊娠させるには、排卵5日前から排卵後12時間までの間に、少なくとも1回は射精しなくてはならない。最高のチャンスをつかむためには、確率は必ずしも高くないが(約3回に1回の割合)男性は排卵日2日前に射精しなくてはならない」

排卵日当日がベストだと思ってると、遅すぎる場合があるってことなんですよね。

ベストなタイミングであっても妊娠の確率は約3割。そう思うと妊娠ってただでさえ奇跡なんですよね。不妊治療みたいに自然の流れと違うことをしてたら成功率がそれほど高くないのも納得かもしれません。

他にも頸管粘液(排卵日付近ののびおり)がフィルター効果を持っていること、2人以上の男性と同時にセックスした場合、精子は膣の中でどのような戦争を行うのか(これがまさに本書のテーマ!)など、興味深い話がみっちり詰まってます。

読み応えがあるので、秋の読書シーズンには良いかもですね。