妊活の余談

現役セックスレス夫婦目線で島本理生さんの「RED」を読んだ感想

本屋で「私たち夫婦は、セックス以外はうまく行っていた」っていうPOPを見て

ドキッとして思わず買ってしまった島本理生さんの「RED」。

夫の実家に同居しているけれど、義母はさっぱりしていて、夫もまじめで、

娘も1人いて、可愛くて、経済的には恵まれているけれど、保育園が見つからなくて社会復帰が難しく、

夫とはもうだいぶセックスレスで、モヤモヤっとしたものを抱えている女性が主人公の話。

で、友人の結婚式で大学時代に愛人だったバイト先の元社長と再会。

そこから不倫関係におぼれていって、その人の紹介でその人の会社で働くんだけど

男性社員にもフラッとしちゃったり、とにかく主人公が流される、流される……。

と思いきや最後は意外な展開で終わるんですが、

・愛人の社長の事情

・子どもの側の目線

・夫&義母の側の気持ち(本音)

も描かれてて、なんていうか、誰も完全に悪人じゃなくて、誰もがそうなっちゃう可能性がある危うさとか、自分が結婚したからこそ「絶対にないとはいえないだろうな」って思う感想を抱いた本でした。

この夫が、一見イケメンでエリートでモテそうなんだけど女心を全然分かってなくて。

「養ってやってる」意識が強くって。そして、「女がセックスの話題をするなんて下品」という態度なので、主人公は何も言えなくなるわけです。それで我慢してることも多いなか、

セックスレスで「2人目ができたらさ」なんて夫に無邪気に言われて「しないのにどうしたらできるのか」ってイラッとしちゃうところとか、不妊治療してる人にも共感できるだろうなっていうポイントが多かったな。

官能シーンは言われてるほどすごい過激だとは思わなかったけど。

不倫系だと石田衣良さんの「夜の桃 (新潮文庫)」とか、同じ作者だと「娼年 (集英社文庫)」のシリーズのほうがよっぽど生生しい気がする。

※娼年は映画のことを以前書いたけど、「最近枯れてるかも、やばい、女として」ってときに観るとかなりおすすめ。

【感想】映画「娼年」が超良かった!!妊活レスの人こそ観るべきかもしれない

DVDも出てました。

娼年

REDはドラマ化されそうな、昼ドラっぽい話なんだけどドラマにならないのかな。流される主人公にイラッとしつつも、ちょっとだけ分かるところもあるのは「昼顔」の主人公もレスで「女として見られていない」ところから不満がずっと溜まっちゃってそうなったところかなあ。

夫、というか男って「うちの妻は性欲がなく、家のことを整えてれば幸せで、自分だけ愛してる」ってなんで思うんだろうね。そこが危機感なさすぎて謎。

でも、主人公があまりにも自己中すぎるせいか、読んでて

「てか、私も十分自分のことしか考えてないかも」と謎の反省モードにも入る本。

そして、不倫って結局不幸になるんだよなーっていうのがしみじみ感じられる本なので、

不倫やめられない友達とか、不倫しそうになったときに勧めたい本でもあるかな。

結局、今の環境を選んだのも自分だし、それを良くするのは自分次第だって

思える本でもあります。独身で読んだらこんなふうに感じなかったと思う。

不妊治療してる人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
Red (中公文庫)

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